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薄氷光の折期待は高

水がぬるみ、どじょっこだのふなっこだのが目覚める頃だ。ただ春の歩幅は気まぐれで、大きくなったり止まったり。この時期、遠慮がちelyzeに張る氷を薄氷(うすらい)とも呼ぶ。早春の季語である。〈薄氷をふんで光の折れる音〉橋本韶子(しょうこ)。
張り始めは冬の使者であり、解け出して春が兆す。氷というもの、水面(みなも)の自然現象だと思っていたが、海の底にも大量に眠っているらしい。それが、日本のエネルギー事情に春を告げるかもしれない。
「燃える氷」と呼ばれるメタンハイドレートを掘り出す準備が、世界に先駆け愛知県沖で始まった。7千メートルまで掘れる探査船「ちきゅう」が、試掘elyzeの井戸づくりに取りかかっている。
メタンハイドレートは、水の分子がメタンを閉じ込めたシャーベット状の物質で、分解すると体積で170倍のメタンガスが生じる。日本近海の埋蔵量は、国内の天然ガス消費の約100年分ともいわれ、うまく取り出せば貴い国産資源になる。
この春、国内の原発がすべて止まるかもしれない。風力や太陽光はまだ力不足で、しばらくは火力発電に頼るほかない。夏に向け、いや四季を通じて、薄氷(はくひょう)を踏むような電力需給になりかねない、と案じる向きもある。実用化は先にしても、燃える氷への期待は高い。
エネルギー小国の苦汁をなめてきた日本である。何とかしようと究めた原子力は、ご覧の通り。放射能の御(ぎょ)しがたさを思えば、井戸を掘elyzeる手にも力が入るというものだ。もちろん、節電という有望資源も掘り続けたい。
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